新たな造形デッキ…？

知人から突然電話がかかってきて、「新たな造形安かったから32枚買っちゃったよ。値上がりしないかな？」との事。
…数週間後。そこにはトップメタになって800円位に値上がりし、元気に走り回る新たな造形の姿が！
つーことで、今からとりあえずスタンダードの新たな造形デッキを考えてみようと思います。

まずは変身デッキのセオリー通りトークンを出すカード。

しかし今回はアーティファクト以外でアーティファクトトークンを出さなきゃならんというハードルの高さ。

該当するのが以下の２種。

・石の偶像の罠
・探検家タクタク

タクタクはいい線いってるけど、ちょっと手間がかかる。石の偶像の罠はコスト軽減があっても正直重い。

じゃあ発想を変えよう。アーティファクトじゃないのがアーティファクトになればいいじゃん。

該当するのは１つ。

・戦慄の彫像

…重い。ミシュラの工廠とまでは言わないから、せめて隠れ石方式とかガーゴイル方式ならまだ希望があったけど、コイツに新たな造形撃つと８マナかかっちゃう。８マナあれば大体のアーティファクトが素出しできるよね。

しょうがないから造形元に普通のアーティファクトを使おう。サーチを使って造形元のカードを１枚だけにしておけばいいじゃん。コレならどうにか行けそう。

見えてくるのがこいつら。

・粗石の魔道士
・羽ばたき飛行機械
・メムナイト
・永遠溢れの杯
・キマイラ的大群

おお、結構あるじゃん。まず粗石は４積み確定だけど、造形の素をどうするか。まず飛行機械とメムナイトは対応で除去られやすいので却下。他の二枚は造形から間違って出てきたら確実に腐るけど、除去はされにくいよね。今回は生物によるマナ加速を積めるから、打撃力としてもそれなりに強いキマイラ的大群を採用しよう。

造形元問題はこれで解決したという事にして、何を出すかを考えないとね。

変身デッキだと、キャストするのはまず無理だけど、出たら勝てるクリーチャーを入れるのが普通だよね。

でもそんなアーティファクトは無かったので、別の条件にしないといけない。

つまり、

・新たな造形よりは重いけど、素出しもできる
・強力なCIP能力やPIG能力を持つ（新たな造形を撃っても損しない）

という事。変身と違って、造形で出てくるべきアーティファクト→新たな造形の順でもそこそこ使えるようにしないといかんね。

それにあたるのを挙げてみる。

・伝染病エンジン
・マイアの戦闘球
・ワームとぐろエンジン
・先駆のゴーレム

伝染病エンジンは出たとき相手に生物が壁くらいしかいない場面が容易に想像できるので、もし入れてもサイドかな。戦闘球はちょっと素出しが難しそうだし、他にマイアも居ないので単体としての威力もちょっと不安。ワームとぐろエンジンは申し分ないスペックかつ死んでも新たな造形の元を残すという徹底ぶりなので文句なく採用。さすが神話。先駆のゴーレムは粗石からキマイラ→造形の返しで除去されちゃうと死にたくなるけどはまったら相当強いし、新たな造形とのコンボも狙えるのでこれも使おう。

まとめるとこうなります。

新たな造形４
ワームとぐろエンジン４
先駆のゴーレム３
粗石の魔道士４
キマイラ的大群１
定業４
探検４
睡蓮のコブラ４
マナ漏出４
巨森の蔦２
精神を刻む者、ジェイス２

霧深い雨林４
沸騰する小湖２
新緑の地下墓地１
地盤の際３
戦慄の彫像１
ハリマーの深み１
島７
森５

こんな感じ。マナ加速にコブラを使ってみたのは、主に３ターン目先駆→４ターン目新たな造形というロマンのため。
巨森の蔦は造形を撃つときに対応で除去されるのを防ぐとき使ったり、ゴーレムを守るのに加え、キッカーでゴーレムに撃つと計21点という人が死ぬパワーになります。
この手のデッキに新ジェイスをたくさん入れると強いのは分かりきったことだし、ゴーレム本体をバウンスというシナジーもあるのですが、何となく２枚に。粗石が１回キマイラに使ったら後はお役御免なので、ライブラリに埋めるか他のを埋めるために空サーチか。ある意味ジェイスと相性いいです。
しかし６マナ域が多いくせにマナ加速が不安定に見えます。普通に耕作とかにしたほうがいいかも。

ここまで書いておいてなんだけど、新たな造形はミラディンの傷跡ブロックが出揃ったらまた話が違ってくると思いますよ。変身もそうだったしね。