CTC48.5thレガシーメタ予想!とレガシー初心者向け?デッキ解説?
2011年11月22日 趣味 コメント (8)11月27日(日)にCTC茅ヶ崎勤労市民会館48.5thレガシーの大会が開催されます!詳しい情報はくろぺんさんのDNを見て頂ければ記載されていますよ!
湘南でレガシーの大会が開催されるこという事で、当然のごとくすさまじい血で血を洗う激戦が予想されます。でも湘南地区にはレガシーの大会の開催頻度の関係上「普段あまりレガシーの大会に出ないけど、大会に出て自慢のデッキで大活躍したい!でもちゃんと勝てるか不安だなあ。」という方も多いのではないでしょうか。
そこで!今日は(レガシーに関してはずぶの素人の私が)CTC48.5thにおいてあなたが対決することになるかもしれないデッキをいくつかチョイスして(適当に出まかせを並べて)大解説!これを読んであなたもCTC48.5thで(多分)上位入賞だ!
解説
トップメタのエスパー石鍛冶。今や《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を超えてレガシー最強クリーチャーの座に君臨する《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》をメインに据えたデッキ。メインに《Force of Will》のようなカウンターを積んでおらず、黒を濃くして手札を補充するの《闇の腹心/Dark Confidant》や《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》、《Hymn to Tourach》といったハンデスを積んでいる。これに《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》まで積まれており、カウンターをケアしに行ったコンボデッキはたちまち手札をズタズタにされてしまう。部族やZooなどのビートダウンに対しては石鍛冶経由の《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》、《殴打頭蓋/Batterskull》や《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》のサポートを受けた《剣を鍬に/Swords to Plowshares》がその威力を遺憾なく発揮するだろう。除去とハンデスの連打でお互いにリソースを消費したところに《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》の着地を許してしまえばもはや勝ち目は無いと言っても過言ではない。
傾向と対策
初動の石鍛冶はカウンターするか、出来なくても特に殴打頭蓋をサーチしてきた場合は除去しよう。除去できれば《殴打頭蓋/Batterskull》を当面無駄牌にできる。《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》は次のターンから直ちに動き出すことはないので、十手の装備に対応で装備先を除去してテンポロスさせたいところだが、《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》、《Hymn to Tourach》合わせて6枚体制のハンデスを潜り抜けてそれを行うには渦巻く知識で除去を隠したり、ハンデスに対してカウンターを使う必要がある。しかし、《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》に《目くらまし/Daze》をピッチで撃って、返しに《名誉回復/Vindicate》や《不毛の大地/Wasteland》を食らって身動きが取れなくなってしまわないよう注意。アドバンテージの固まりのようなデッキだが、対策としてはこのデッキのアドバンテージ源である《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》、《闇の腹心/Dark Confidant》、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》、《Hymn to Tourach》のいずれもが2マナなので、《呪文嵌め/Spell Snare》の採用を検討しよう。このデッキに限らず《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》は現レガシー環境では非常に採用率が高く、かつカウンター以外では完全に対処ができないクリーチャーでもあるので《呪文嵌め/Spell Snare》は有効な対処手段になるだろう。《呪文嵌め/Spell Snare》とあわせて《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》を採用すれば、ぐっと戦いやすくなる。
不毛の大地の採用数が減った為に最近のデッキにありがちな事だが、このデッキも例に漏れず基本地形が1枚も採用されていない。サイド後は《血染めの月/Blood Moon》をサイドインして通すことができればかなり勝ちに近づくので、赤が濃いデッキならばサイドに《血染めの月/Blood Moon》を採用しよう。先に述べた通り基本地形が少ないデッキが多いので、《血染めの月/Blood Moon》が有効な場面もまた多い。
解説
サンプルレシピは某氏専用のUBG CTG。とは言え《精神的つまづき/Mental Misstep》が禁止され、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》が打ち消されにくくなり、環境が再び軽量、高速化した現在ではCTGは非常に強力なアーキタイプなので遭遇する場面は多くなるだろう。5枚の軽量除去と《渦まく知識/Brainstorm》、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》によって相手の初動に対処する能力は非常に高い。《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》を除去したうえで、後続の装備品をカウンターで弾く動きを苦もなくやってのけるだろう。そして初動を捌かれると相殺独楽コンボで後続の呪文を打ち消してくる。除去呪文が力不足に感じるかもしれないが、昨今のメタでは序盤に対処すべきクリーチャーは、《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》や《闇の腹心/Dark Confidant》、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》といったタフネスの低いクリーチャーが多いので、必要十分である。1枚挿しの呪文が目立つが、《渦まく知識/Brainstorm》、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》のサーチに《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》のフラッシュバックが加わって、状況によって的確に撃ち分けることができる。
傾向と対策
このデッキは基本的には1対1交換を続けて相殺独楽コンボでマウントを取るデッキなので、序盤のアドバンテージ源を《闇の腹心/Dark Confidant》に頼っている。《闇の腹心/Dark Confidant》を見たら迷わず除去するか、カウンターしよう。相殺独楽の成立を防ぐ為にどちらかをカウンターしなければならない場合、絶対に独楽をカウンターしよう。相殺が無くても独楽を置かれるだけ相手がこちらの脅威に対処する能力は3倍超になると言ってもいいだろう。もちろん相殺をカウンターすると独楽から次の相殺をサーチされてしまう。このデッキに対処するのはかなり難しいが、一つの手段として《霊気の薬瓶/AEther Vial》を使うことが挙げられる。《霊気の薬瓶/AEther Vial》を通すことができれば相殺やカウンターを無視してクリーチャーを展開でき、逆に相手は除去呪文と《タルモゴイフ/Tarmogoyf》だけでこちらのクリーチャーに対抗しなければならない。ゴブリンやマーフォークといったデッキならばUBG CTGには比較的有利に戦えるだろう。通常のカウンターがほとんど機能しない発掘デッキを使うのも非常に有効。
サイド後は《クローサの掌握/Krosan Grip》で《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》を破壊できればベスト。他の呪文では《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》の能力でライブラリートップに逃げられてしまう。《思考囲い/Thoughtseize》等のハンデス呪文は手札を《渦まく知識/Brainstorm》で隠されたり、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》でソーサリータイミングで唱えるキーカードやこちらへの対策カードをライブラリーの上に置いたままにできる(あるいはその組み合わせ)ので効果が非常に薄いことに注意しよう。《根絶/Extirpate》や《外科的摘出/Surgical Extraction》でコンボパーツを抜くのも有効だが、除去やカウンターは1枚挿しが多く、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》対策としてはそれほど効果的でないので、サイドインする時は枚数を入れすぎないように注意しよう。
解説
レガシーにおける最も強力なコンボデッキの一つであるANT。基本的な動きはAd Nauseam Tendrilsの名の通り、マナ加速から《むかつき/Ad Nauseam》を唱え、手札に大量のカードを加え再びマナ加速、《苦悶の触手/Tendrils of Agony》をキャストして一撃で勝負を決める。また手札によっては《むかつき/Ad Nauseam》をキャストせずとも《苦悶の触手/Tendrils of Agony》のストームを十分稼ぐことができ、マナ加速(主にスレッショルド状態の《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》)連発から《冥府の教示者/Infernal Tutor》で再び《冥府の教示者/Infernal Tutor》をサーチして連打、最後に《苦悶の触手/Tendrils of Agony》というパターンや、《炎の中の過去/Past in Flames》で墓地のマナ加速やサーチ呪文を再利用して更にストームを稼ぐ方法もある。サンプルレシピには積まれていないが、《不正利得/Ill-Gotten Gains》で墓地のカードを再利用する場合や、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》を通常のサーチ手段として利用すると同時に、2枚を戦場とライブラリートップで循環させてストームを稼ぐことができるタイプも存在する。妨害手段としてハンデスに加え《オアリムの詠唱/Orim’s Chant》や《沈黙/Silence》を使用するものもある。このようにコンボデッキでありながら驚くほど動きが多彩なため、少量のカウンターでコンボを阻害しようとしたり、相手のライフを《むかつき/Ad Nauseam》のキャストに適さない値まで減らしたりするだけでコンボを止めるのは非常に困難である。
傾向と対策
通常のビートダウンデッキでANTに対抗するためには速やかに相手のライフを減らすことが挙げられる。ライフを減らすだけではコンボを止めることは難しいと述べたが、それでも《むかつき/Ad Nauseam》をキャストできなくなる(あるいはキャストしてもストームを稼ぎきれない状態になる)ので、《炎の中の過去/Past in Flames》や《不正利得/Ill-Gotten Gains》に頼ることが多くなり、結果としてコンボスタートが送れるので相手のライフを削りきるチャンスが生まれる。具体的には3ターン目までに相手のライフを12以下とするのが一つの目安であり、Zooやバーン、親和といった速攻デッキならば不可能な数字ではないはずだ。特にバーンの場合、火力の回収により《不正利得/Ill-Gotten Gains》モードを封じることすら可能である。カウンターで対処しようという場合は相手の《暗黒の儀式/Dark Ritual》や《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》を打ち消す事が理想だが、ANT側はほぼ必ずハンデスでケアしてくるので、最序盤のサーチ呪文をカウンターするのも有効。また同じくハンデスを警戒するという意味で、マナ加速呪文をカウンターするときは必ず最初の加速をカウンターしよう。欲張って次の加速やサーチ、《むかつき/Ad Nauseam》をカウンターしようとすると、《強迫/Duress》や《陰謀団式療法/Cabal Therapy》の格好の的になってしまうことが多い。手札破壊でANTに対抗するのは《渦まく知識/Brainstorm》をはじめとする大量のサーチの存在ゆえ非常に困難だが、それでも序盤のサーチを落とせば《むかつき/Ad Nauseam》を1ターン遅らせることもある。ANTに有利に戦えるデッキとしてはCTGが挙げられる。相殺を出してしまえばサーチ、マナ加速共にほぼ全て打ち消す事ができる。
サイド後の対抗手段としては様々なものがあるが、そのどれもが完璧な対抗策にはなりえないので、複合的に使用する事が理想だろう。単体で最も強力な対抗手段は《虚空の杯/Chalice of the Void》だろう。X=1で設置すればかなり動きを阻害することができ、相手がもたついている隙に2枚目をX=2で設置することができればほぼ完璧な妨害となる。自分が2マナ圏を多く採用していたとしても、可能ならばためらわずX=2で設置しよう。《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》、《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》、《翻弄する魔道士/Meddling Mage》といった2マナのクリーチャーも非常に有効だが、そのいずれにも抜け道は存在するので注意。《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》、《殺戮の契約/Slaughter Pact》、《残響する真実/Echoing Truth》によってスタートされてしまう他に、《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》の場合は複数枚の《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》、《水蓮の花びら/Lotus Petal》から前述の《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》2枚、《苦悶の触手/Tendrils of Agony》とつなげることが可能であるため、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》を見たら頭に置いておこう。《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》を使用する際はサーチに対して無力なので、《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》ほど時間を稼げない。ただし、こちらが例えばZooならば相手はハンデスをかなり減らしてくるはずなので、《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》、《赤霊破/Red Elemental Blast》又は《紅蓮破/Pyroblast》を併用できれば非常に効果的な妨害となる。《翻弄する魔道士/Meddling Mage》の指定はバウンスされることを防ぐため、基本的には《むかつき/Ad Nauseam》を指定しよう。もしメインボードならばもちろん《苦悶の触手/Tendrils of Agony》で構わない。《神聖の力線/Leyline of Sanctity》はコントロールのサイドプランとしては非常に優秀。ビートダウンがクリーチャー以外で対処するには《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》という手段もあるが、自分の速度が落ちないように注意しよう。《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》を使うタイプならば《真髄の針/Pithing Needle》は有効だが、サンプルレシピの型でも《汚染された三角州/Polluted Delta》を指定することで一定の効果は期待できる。
どうです?この解説の中にも色々なカードやデッキタイプが出てきたと思うけど、それについても(解説するのは思ったより面倒だったので)一度で調べてみると、レガシーのデッキがどういうのかもっと良くわかりますよ!レガシーにはちょっと特殊なデッキもあるけど、ちょっと前のスタンダードで活躍したようなデッキもたくさんあるし、リストを知っているだけでずっと戦いやすくなりますよ!
スタンダードを主戦場にしている皆さんはレガシーのデッキってとにかく超高速で動きが複雑でやたらカウンターしてきて…みたいなイメージがあるかもしれないけど、意外と単純でしょう?やってる事はスタンと大して変わりませんよね。レガシー初心者のみなさんもコレで安心してレガシーの大会にドンドン出られますね!まずは11月27日(日)に茅ヶ崎勤労市民会館で開かれるCTC48.5thで腕試ししてみよう!
湘南でレガシーの大会が開催されるこという事で、当然のごとくすさまじい血で血を洗う激戦が予想されます。でも湘南地区にはレガシーの大会の開催頻度の関係上「普段あまりレガシーの大会に出ないけど、大会に出て自慢のデッキで大活躍したい!でもちゃんと勝てるか不安だなあ。」という方も多いのではないでしょうか。
そこで!今日は(レガシーに関してはずぶの素人の私が)CTC48.5thにおいてあなたが対決することになるかもしれないデッキをいくつかチョイスして(適当に出まかせを並べて)大解説!これを読んであなたもCTC48.5thで(多分)上位入賞だ!
UWB Mystic
4《Underground Sea》
2《Tundra》
2《Scrubland》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
2《湿地の干潟/Marsh Flats》
1《Karakas》
1《激浪の研究室/Riptide Laboratory》
4《不毛の大地/Wasteland》
4《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
4《闇の腹心/Dark Confidant》
3《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
2《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
1《殴打頭蓋/Batterskull》
4《渦まく知識/Brainstorm》
2《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
4《Hymn to Tourach》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
3《名誉回復/Vindicate》
サイドボード
2《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
4《Force of Will》
3《外科的摘出/Surgical Extraction》
2《思考囲い/Thoughtseize》
1《暗黒破/Darkblast》
1《万力鎖/Manriki-Gusari》
解説
トップメタのエスパー石鍛冶。今や《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を超えてレガシー最強クリーチャーの座に君臨する《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》をメインに据えたデッキ。メインに《Force of Will》のようなカウンターを積んでおらず、黒を濃くして手札を補充するの《闇の腹心/Dark Confidant》や《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》、《Hymn to Tourach》といったハンデスを積んでいる。これに《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》まで積まれており、カウンターをケアしに行ったコンボデッキはたちまち手札をズタズタにされてしまう。部族やZooなどのビートダウンに対しては石鍛冶経由の《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》、《殴打頭蓋/Batterskull》や《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》のサポートを受けた《剣を鍬に/Swords to Plowshares》がその威力を遺憾なく発揮するだろう。除去とハンデスの連打でお互いにリソースを消費したところに《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》の着地を許してしまえばもはや勝ち目は無いと言っても過言ではない。
傾向と対策
初動の石鍛冶はカウンターするか、出来なくても特に殴打頭蓋をサーチしてきた場合は除去しよう。除去できれば《殴打頭蓋/Batterskull》を当面無駄牌にできる。《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》は次のターンから直ちに動き出すことはないので、十手の装備に対応で装備先を除去してテンポロスさせたいところだが、《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》、《Hymn to Tourach》合わせて6枚体制のハンデスを潜り抜けてそれを行うには渦巻く知識で除去を隠したり、ハンデスに対してカウンターを使う必要がある。しかし、《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》に《目くらまし/Daze》をピッチで撃って、返しに《名誉回復/Vindicate》や《不毛の大地/Wasteland》を食らって身動きが取れなくなってしまわないよう注意。アドバンテージの固まりのようなデッキだが、対策としてはこのデッキのアドバンテージ源である《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》、《闇の腹心/Dark Confidant》、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》、《Hymn to Tourach》のいずれもが2マナなので、《呪文嵌め/Spell Snare》の採用を検討しよう。このデッキに限らず《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》は現レガシー環境では非常に採用率が高く、かつカウンター以外では完全に対処ができないクリーチャーでもあるので《呪文嵌め/Spell Snare》は有効な対処手段になるだろう。《呪文嵌め/Spell Snare》とあわせて《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》を採用すれば、ぐっと戦いやすくなる。
不毛の大地の採用数が減った為に最近のデッキにありがちな事だが、このデッキも例に漏れず基本地形が1枚も採用されていない。サイド後は《血染めの月/Blood Moon》をサイドインして通すことができればかなり勝ちに近づくので、赤が濃いデッキならばサイドに《血染めの月/Blood Moon》を採用しよう。先に述べた通り基本地形が少ないデッキが多いので、《血染めの月/Blood Moon》が有効な場面もまた多い。
UBG CTG
5《島/Island》
1《沼/Swamp》
1《森/Forest》
4《Underground Sea》
2《Tropical Island》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《闇の腹心/Dark Confidant》
1《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
2《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
4《相殺/Counterbalance》
4《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
4《渦まく知識/Brainstorm》
1《呪文嵌め/Spell Snare》
1《呪文貫き/Spell Pierce》
1《対抗呪文/Counterspell》
4《Force of Will》
1《見栄え損ない/Disfigure》
1《恐ろしい死/Ghastly Demise》
1《悪魔の布告/Diabolic Edict》
1《喉首狙い/Go for the Throat》
1《四肢切断/Dismember》
サイドボード
1《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2《呪文貫き/Spell Pierce》
2《思考囲い/Thoughtseize》
1《見栄え損ない/Disfigure》
1《死の印/Deathmark》
1《非業の死/Perish》
2《自然の要求/Nature’s Claim》
3《外科的摘出/Surgical Extraction》
2《破滅的な行為/Pernicious Deed》
解説
サンプルレシピは某氏専用のUBG CTG。とは言え《精神的つまづき/Mental Misstep》が禁止され、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》が打ち消されにくくなり、環境が再び軽量、高速化した現在ではCTGは非常に強力なアーキタイプなので遭遇する場面は多くなるだろう。5枚の軽量除去と《渦まく知識/Brainstorm》、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》によって相手の初動に対処する能力は非常に高い。《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》を除去したうえで、後続の装備品をカウンターで弾く動きを苦もなくやってのけるだろう。そして初動を捌かれると相殺独楽コンボで後続の呪文を打ち消してくる。除去呪文が力不足に感じるかもしれないが、昨今のメタでは序盤に対処すべきクリーチャーは、《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》や《闇の腹心/Dark Confidant》、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》といったタフネスの低いクリーチャーが多いので、必要十分である。1枚挿しの呪文が目立つが、《渦まく知識/Brainstorm》、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》のサーチに《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》のフラッシュバックが加わって、状況によって的確に撃ち分けることができる。
傾向と対策
このデッキは基本的には1対1交換を続けて相殺独楽コンボでマウントを取るデッキなので、序盤のアドバンテージ源を《闇の腹心/Dark Confidant》に頼っている。《闇の腹心/Dark Confidant》を見たら迷わず除去するか、カウンターしよう。相殺独楽の成立を防ぐ為にどちらかをカウンターしなければならない場合、絶対に独楽をカウンターしよう。相殺が無くても独楽を置かれるだけ相手がこちらの脅威に対処する能力は3倍超になると言ってもいいだろう。もちろん相殺をカウンターすると独楽から次の相殺をサーチされてしまう。このデッキに対処するのはかなり難しいが、一つの手段として《霊気の薬瓶/AEther Vial》を使うことが挙げられる。《霊気の薬瓶/AEther Vial》を通すことができれば相殺やカウンターを無視してクリーチャーを展開でき、逆に相手は除去呪文と《タルモゴイフ/Tarmogoyf》だけでこちらのクリーチャーに対抗しなければならない。ゴブリンやマーフォークといったデッキならばUBG CTGには比較的有利に戦えるだろう。通常のカウンターがほとんど機能しない発掘デッキを使うのも非常に有効。
サイド後は《クローサの掌握/Krosan Grip》で《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》を破壊できればベスト。他の呪文では《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》の能力でライブラリートップに逃げられてしまう。《思考囲い/Thoughtseize》等のハンデス呪文は手札を《渦まく知識/Brainstorm》で隠されたり、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》でソーサリータイミングで唱えるキーカードやこちらへの対策カードをライブラリーの上に置いたままにできる(あるいはその組み合わせ)ので効果が非常に薄いことに注意しよう。《根絶/Extirpate》や《外科的摘出/Surgical Extraction》でコンボパーツを抜くのも有効だが、除去やカウンターは1枚挿しが多く、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》対策としてはそれほど効果的でないので、サイドインする時は枚数を入れすぎないように注意しよう。
ANT
2《島/Island》
1《沼/Swamp》
2《Underground Sea》
1《Tropical Island》
1《Volcanic Island》
1《Bayou》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《思案/Ponder》
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4《強迫/Duress》
3《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
4《冥府の教示者/Infernal Tutor》
1《Grim Tutor》
1《苦悶の触手/Tendrils of Agony》
1《むかつき/Ad Nauseam》
1《炎の中の過去/Past in Flames》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》
サイドボード
4《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》
3《闇の腹心/Dark Confidant》
2《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
2《恭しき沈黙/Reverent Silence》
1《残響する真実/Echoing Truth》
2《殺戮の契約/Slaughter Pact》
1《根絶/Extirpate》
解説
レガシーにおける最も強力なコンボデッキの一つであるANT。基本的な動きはAd Nauseam Tendrilsの名の通り、マナ加速から《むかつき/Ad Nauseam》を唱え、手札に大量のカードを加え再びマナ加速、《苦悶の触手/Tendrils of Agony》をキャストして一撃で勝負を決める。また手札によっては《むかつき/Ad Nauseam》をキャストせずとも《苦悶の触手/Tendrils of Agony》のストームを十分稼ぐことができ、マナ加速(主にスレッショルド状態の《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》)連発から《冥府の教示者/Infernal Tutor》で再び《冥府の教示者/Infernal Tutor》をサーチして連打、最後に《苦悶の触手/Tendrils of Agony》というパターンや、《炎の中の過去/Past in Flames》で墓地のマナ加速やサーチ呪文を再利用して更にストームを稼ぐ方法もある。サンプルレシピには積まれていないが、《不正利得/Ill-Gotten Gains》で墓地のカードを再利用する場合や、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》を通常のサーチ手段として利用すると同時に、2枚を戦場とライブラリートップで循環させてストームを稼ぐことができるタイプも存在する。妨害手段としてハンデスに加え《オアリムの詠唱/Orim’s Chant》や《沈黙/Silence》を使用するものもある。このようにコンボデッキでありながら驚くほど動きが多彩なため、少量のカウンターでコンボを阻害しようとしたり、相手のライフを《むかつき/Ad Nauseam》のキャストに適さない値まで減らしたりするだけでコンボを止めるのは非常に困難である。
傾向と対策
通常のビートダウンデッキでANTに対抗するためには速やかに相手のライフを減らすことが挙げられる。ライフを減らすだけではコンボを止めることは難しいと述べたが、それでも《むかつき/Ad Nauseam》をキャストできなくなる(あるいはキャストしてもストームを稼ぎきれない状態になる)ので、《炎の中の過去/Past in Flames》や《不正利得/Ill-Gotten Gains》に頼ることが多くなり、結果としてコンボスタートが送れるので相手のライフを削りきるチャンスが生まれる。具体的には3ターン目までに相手のライフを12以下とするのが一つの目安であり、Zooやバーン、親和といった速攻デッキならば不可能な数字ではないはずだ。特にバーンの場合、火力の回収により《不正利得/Ill-Gotten Gains》モードを封じることすら可能である。カウンターで対処しようという場合は相手の《暗黒の儀式/Dark Ritual》や《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》を打ち消す事が理想だが、ANT側はほぼ必ずハンデスでケアしてくるので、最序盤のサーチ呪文をカウンターするのも有効。また同じくハンデスを警戒するという意味で、マナ加速呪文をカウンターするときは必ず最初の加速をカウンターしよう。欲張って次の加速やサーチ、《むかつき/Ad Nauseam》をカウンターしようとすると、《強迫/Duress》や《陰謀団式療法/Cabal Therapy》の格好の的になってしまうことが多い。手札破壊でANTに対抗するのは《渦まく知識/Brainstorm》をはじめとする大量のサーチの存在ゆえ非常に困難だが、それでも序盤のサーチを落とせば《むかつき/Ad Nauseam》を1ターン遅らせることもある。ANTに有利に戦えるデッキとしてはCTGが挙げられる。相殺を出してしまえばサーチ、マナ加速共にほぼ全て打ち消す事ができる。
サイド後の対抗手段としては様々なものがあるが、そのどれもが完璧な対抗策にはなりえないので、複合的に使用する事が理想だろう。単体で最も強力な対抗手段は《虚空の杯/Chalice of the Void》だろう。X=1で設置すればかなり動きを阻害することができ、相手がもたついている隙に2枚目をX=2で設置することができればほぼ完璧な妨害となる。自分が2マナ圏を多く採用していたとしても、可能ならばためらわずX=2で設置しよう。《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》、《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》、《翻弄する魔道士/Meddling Mage》といった2マナのクリーチャーも非常に有効だが、そのいずれにも抜け道は存在するので注意。《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》、《殺戮の契約/Slaughter Pact》、《残響する真実/Echoing Truth》によってスタートされてしまう他に、《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》の場合は複数枚の《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》、《水蓮の花びら/Lotus Petal》から前述の《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》2枚、《苦悶の触手/Tendrils of Agony》とつなげることが可能であるため、《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》を見たら頭に置いておこう。《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》を使用する際はサーチに対して無力なので、《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》ほど時間を稼げない。ただし、こちらが例えばZooならば相手はハンデスをかなり減らしてくるはずなので、《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》、《赤霊破/Red Elemental Blast》又は《紅蓮破/Pyroblast》を併用できれば非常に効果的な妨害となる。《翻弄する魔道士/Meddling Mage》の指定はバウンスされることを防ぐため、基本的には《むかつき/Ad Nauseam》を指定しよう。もしメインボードならばもちろん《苦悶の触手/Tendrils of Agony》で構わない。《神聖の力線/Leyline of Sanctity》はコントロールのサイドプランとしては非常に優秀。ビートダウンがクリーチャー以外で対処するには《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》という手段もあるが、自分の速度が落ちないように注意しよう。《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》を使うタイプならば《真髄の針/Pithing Needle》は有効だが、サンプルレシピの型でも《汚染された三角州/Polluted Delta》を指定することで一定の効果は期待できる。
どうです?この解説の中にも色々なカードやデッキタイプが出てきたと思うけど、それについても(解説するのは思ったより面倒だったので)一度で調べてみると、レガシーのデッキがどういうのかもっと良くわかりますよ!レガシーにはちょっと特殊なデッキもあるけど、ちょっと前のスタンダードで活躍したようなデッキもたくさんあるし、リストを知っているだけでずっと戦いやすくなりますよ!
スタンダードを主戦場にしている皆さんはレガシーのデッキってとにかく超高速で動きが複雑でやたらカウンターしてきて…みたいなイメージがあるかもしれないけど、意外と単純でしょう?やってる事はスタンと大して変わりませんよね。レガシー初心者のみなさんもコレで安心してレガシーの大会にドンドン出られますね!まずは11月27日(日)に茅ヶ崎勤労市民会館で開かれるCTC48.5thで腕試ししてみよう!
コメント
自分もDNで宣伝しますね!
>ひ
何でこんなデッキの解説がww
しかも結構正しいwww
CTCレガシー参加者たくさん集まるといいですね!
レガシーの裏番組はそんなにないのかな?
>何でこんなデッキの解説がww
何でって…そりゃ第1回HOTでベスト4に入ったデッキですよ?CTCに居てもおかしくないでしょう。
それに他の解説もそうだけど、それっぽいようで結構適当ですよw
入りませんので安心してください。黒のダブルトリプル必須なので不毛の大地も入りません。アドは陰謀団式療法で稼いでください。
ただ夜侯の為にフェッチが8~10枚位あると嬉しいのと、ヴェールのリリアナが入る説がありますので注意してください。
死にたいです!
レガシーって高いですね!
私も復帰する時にオンスロートのフェッチを12枚位店売りした記憶がうっすらあります!死にたいです!
>クロシマさん
フェッチはもみ消しケアでZENの8枚に抑えて…リリアナはきっと弱いよね!陰謀団式療法は最近発売されたGravebornのやつなら700円前後で買えるみたいですよ。とりあえず強迫でもいいと思いますし。
>シルフェイドさん
今回は建前は初心者向けって事で「レガシーって言ってもカウブレードとほとんど変わらないじゃんか!」とか「CTGとかANTなんて絶対無理だと思ってたけど、ちゃんと対策すれば勝てそう!」とかそういう風に感じてもらいたいなって。
なのであんまり闇のデッキについて解説するのはどうかと。何より面倒ですし。