新環境バントトークン案
2012年9月22日 趣味やあ、強力無比なプレインズウォーカーの諸君!ラヴニカへの回帰の発売を前にしていかがお過ごしかな?新たな呪文を心待ちにしたり、次のデッキの案に頭を悩ませたりしていると思う。
そこで今日は私が次の環境を考慮した上で、一つの案を示したいと思う!話半分に聞いてくれるとありがたい。
次の環境は《四肢切断/Dismember》、《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》、《火葬/Incinerate》といったインスタントの優秀な除去が軒並み消え、強力なクリーチャーでの戦闘と、それに対抗すべく全体除去を多用するコントロールとなり、恐らく単体除去は今よりずっと手薄になる。
単体除去が弱いビートダウン環境で思い出されるのはオデッセイ発売当時のスタンダード環境である。そこで猛威を振るったのが《獣群の呼び声/Call of the Herd》というトークン生成カードで、当時はこのカードを使ったデッキをメタる為に《排撃/Repulse》等のバウンスカードがどのデッキにも大量に搭載されるようになったのである。
しかし、次の環境で実用に耐えうるバウンスカードはかなり限られている。そのためトークン戦略は非常に優秀だと私は考える。その一翼を担うのが、《議事会の招集/Call of the Conclave》である。サイズは獣群の呼び声と同じ3/3でありながら、色拘束こそ強いものの、マナ・コストは1マナ軽い驚異の2マナだ!フラッシュバックこそ持たないが、それを補う術は用意されている。そう、お馴染みの《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》である。
それらの案を踏まえて構築したのが以下に示すデッキだ。
このデッキの中核をなすのは無論トークンによるビートダウンである。無形の美徳が機能していれば、理論上タフネス4のクリーチャーまでは戦闘で対応可能である。ではそれ以上の大型クリーチャーにはどう対抗すればいいのか?そこで登場するのが《セレズニアの魔除け/Selesnya Charm》だ!このデッキが苦手とする大型クリーチャーを排除でき、《修復の天使/Restoration Angel》のような緊急の脅威にも対応可能だ。もちろんトークンを生み出して対戦相手にプレッシャーをかけるのもいいだろう。
もう一つのプランとして、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》によるクロック・パーミッション戦略がある。このデッキは基本形はビートダウンデッキでありながら、トークンを発生させるのは全てインスタント、ソーサリーからである(本来ならば、《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt》の採用を検討したい所だが、デッキの色拘束の強さゆえに難しい所だ)。故に24枚もの大量のインスタント、ソーサリーを投入することができ、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》の運用も可能となった。クロック・パーミッションに必須である打消し呪文が《中略/Syncopate》のみというのは心もとないと感じるかもしれないが、《セレズニアの魔除け/Selesnya Charm》、《深夜の出没/Midnight Haunting》といったカードでトークンを生み出せば相手に速やかな対応を迫ることができ、フルタップでの行動を強要できる。
トークンを並べるデッキなので、敵クリーチャーにサイズで劣る場合もあるだろう。相手の強力なブロッカーに阻まれて攻撃できないような時に活躍するのは《セレズニアの魔除け/Selesnya Charm》の追放効果だが、もっといい方法がある場合もある。それは、《アゾリウスの魔除け/Azorius Charm》だ。こちらのクリーチャーを生き残らせつつ、相手の大型ブロッカーを排除できれば、ダメージレースで優位に立つことができるだろう。しかも、返しのドローで《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned》や、《終末/Terminus》を引かれて戦線が崩壊する心配も無用だ。なぜならば、相手のトップデッキは《アゾリウスの魔除け/Azorius Charm》によって排除されたクリーチャーだと確定しているのだから!
このデッキはケンタウルストークン、騎士トークン、スピリットトークンの多国籍軍だ。それぞれに長所があり、またその事は《拘留の宝球/Detention Sphere》のリスク軽減にも貢献している。
このデッキの問題点として、色拘束の強いことが挙げられる。1ターン目に《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》をキャストし、2ターン目に《議事会の招集/Call of the Conclave》や《セレズニアの魔除け/Selesnya Charm》を唱える事ができるのは稀だろう。しかし、単体除去の減るであろう環境で、1~2マナ圏で《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》が除去される確率は現スタンダード環境ほど高くはないはずであり、2マナには《無形の美徳/Intangible Virtue》も控えている。《議事会の招集/Call of the Conclave》や《セレズニアの魔除け/Selesnya Charm》のバックアップを期待するのは3ターン目以降でも遅すぎることはないはずだ。
サイドボード後は、恐らく増えるであろう黒系のデッキに対して《栄光の騎士/Knight of Glory》を入れたり、同系やビッグマナ系の相手に対しては、《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》程強力ではないが、《送還/Unsummon》も十分実戦に耐えるだろう。このデッキで墓地を活用するのは《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》のみなので、リアニメイト戦略や、「ドレッジ」デッキに対する回答として、《安らかなる眠り/Rest in Peace》を検討するのもいいだろう。
戦場をクリーチャーの大群で埋め尽くして圧倒するもよし、インスタントタイミングでクリーチャーを召喚し相手に付け入る隙を与えぬもよし、攻防一体の呪文を使いこなし、新たな環境での戦いに望もう!
そこで今日は私が次の環境を考慮した上で、一つの案を示したいと思う!話半分に聞いてくれるとありがたい。
次の環境は《四肢切断/Dismember》、《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》、《火葬/Incinerate》といったインスタントの優秀な除去が軒並み消え、強力なクリーチャーでの戦闘と、それに対抗すべく全体除去を多用するコントロールとなり、恐らく単体除去は今よりずっと手薄になる。
単体除去が弱いビートダウン環境で思い出されるのはオデッセイ発売当時のスタンダード環境である。そこで猛威を振るったのが《獣群の呼び声/Call of the Herd》というトークン生成カードで、当時はこのカードを使ったデッキをメタる為に《排撃/Repulse》等のバウンスカードがどのデッキにも大量に搭載されるようになったのである。
しかし、次の環境で実用に耐えうるバウンスカードはかなり限られている。そのためトークン戦略は非常に優秀だと私は考える。その一翼を担うのが、《議事会の招集/Call of the Conclave》である。サイズは獣群の呼び声と同じ3/3でありながら、色拘束こそ強いものの、マナ・コストは1マナ軽い驚異の2マナだ!フラッシュバックこそ持たないが、それを補う術は用意されている。そう、お馴染みの《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》である。
それらの案を踏まえて構築したのが以下に示すデッキだ。
・バントカラートークンビートダウン
4《セレズニアの魔除け/Selesnya Charm》
4《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
4《深夜の出没/Midnight Haunting》
4《思考掃き/Thought Scour》
4《アゾリウスの魔除け/Azorius Charm》
4《議事会の招集/Call of the Conclave》
4《無形の美徳/Intangible Virtue》
4《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4《中略/Syncopate》
4《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
4《寺院の庭/Temple Garden》
4《島/Island》
4《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
4《氷河の城砦/Glacial Fortress》
4《内陸の湾港/Hinterland Harbor》
このデッキの中核をなすのは無論トークンによるビートダウンである。無形の美徳が機能していれば、理論上タフネス4のクリーチャーまでは戦闘で対応可能である。ではそれ以上の大型クリーチャーにはどう対抗すればいいのか?そこで登場するのが《セレズニアの魔除け/Selesnya Charm》だ!このデッキが苦手とする大型クリーチャーを排除でき、《修復の天使/Restoration Angel》のような緊急の脅威にも対応可能だ。もちろんトークンを生み出して対戦相手にプレッシャーをかけるのもいいだろう。
もう一つのプランとして、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》によるクロック・パーミッション戦略がある。このデッキは基本形はビートダウンデッキでありながら、トークンを発生させるのは全てインスタント、ソーサリーからである(本来ならば、《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt》の採用を検討したい所だが、デッキの色拘束の強さゆえに難しい所だ)。故に24枚もの大量のインスタント、ソーサリーを投入することができ、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》の運用も可能となった。クロック・パーミッションに必須である打消し呪文が《中略/Syncopate》のみというのは心もとないと感じるかもしれないが、《セレズニアの魔除け/Selesnya Charm》、《深夜の出没/Midnight Haunting》といったカードでトークンを生み出せば相手に速やかな対応を迫ることができ、フルタップでの行動を強要できる。
トークンを並べるデッキなので、敵クリーチャーにサイズで劣る場合もあるだろう。相手の強力なブロッカーに阻まれて攻撃できないような時に活躍するのは《セレズニアの魔除け/Selesnya Charm》の追放効果だが、もっといい方法がある場合もある。それは、《アゾリウスの魔除け/Azorius Charm》だ。こちらのクリーチャーを生き残らせつつ、相手の大型ブロッカーを排除できれば、ダメージレースで優位に立つことができるだろう。しかも、返しのドローで《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned》や、《終末/Terminus》を引かれて戦線が崩壊する心配も無用だ。なぜならば、相手のトップデッキは《アゾリウスの魔除け/Azorius Charm》によって排除されたクリーチャーだと確定しているのだから!
このデッキはケンタウルストークン、騎士トークン、スピリットトークンの多国籍軍だ。それぞれに長所があり、またその事は《拘留の宝球/Detention Sphere》のリスク軽減にも貢献している。
このデッキの問題点として、色拘束の強いことが挙げられる。1ターン目に《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》をキャストし、2ターン目に《議事会の招集/Call of the Conclave》や《セレズニアの魔除け/Selesnya Charm》を唱える事ができるのは稀だろう。しかし、単体除去の減るであろう環境で、1~2マナ圏で《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》が除去される確率は現スタンダード環境ほど高くはないはずであり、2マナには《無形の美徳/Intangible Virtue》も控えている。《議事会の招集/Call of the Conclave》や《セレズニアの魔除け/Selesnya Charm》のバックアップを期待するのは3ターン目以降でも遅すぎることはないはずだ。
サイドボード後は、恐らく増えるであろう黒系のデッキに対して《栄光の騎士/Knight of Glory》を入れたり、同系やビッグマナ系の相手に対しては、《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》程強力ではないが、《送還/Unsummon》も十分実戦に耐えるだろう。このデッキで墓地を活用するのは《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》のみなので、リアニメイト戦略や、「ドレッジ」デッキに対する回答として、《安らかなる眠り/Rest in Peace》を検討するのもいいだろう。
戦場をクリーチャーの大群で埋め尽くして圧倒するもよし、インスタントタイミングでクリーチャーを召喚し相手に付け入る隙を与えぬもよし、攻防一体の呪文を使いこなし、新たな環境での戦いに望もう!
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