難題の予見者が弱い理由と個人的注目カード
2016年1月23日 趣味ゲートウォッチの誓いのシングル価格を見ると、神話除くレアの中ではトップレアに位置している難題の予見者。モダン、レガシーで猛威を振るっているヴェンディリオン三人衆を彷彿とさせる能力、4マナ4/4の良好なマナレシオを持つエルドラージ。
しかし、こいつは本当に強いのだろうか?
まず能力についてだが、単純に生物にライフの減らない思考囲いが付いてきたものとして考えても、そこまで強力とは言い難い。そもそも思考囲いで落としたいのは包囲サイやギデオンといった着地すると厄介なことになるパーマネントや、除去、カウンターの類である。
4マナまでの呪文は、こちらが後手だとこいつが着地する前に出てきてしまう。サイもギデオンも予見者を乗り越えてくる。除去は誘発に対応で撃たれたら(囮には使えるが)それまでだし、4マナの予見者は主要なカウンターである軽蔑的な一撃の守備範囲内だ。
相手の手札が少ないとき、事態はもっと深刻になる。本家ヴェンディリオンであれば自分の手札を有効牌とすりかえることもできるし、最悪相手の手札を見て何もしないという選択肢もあるが、こいつはそうもいかない。例えば消耗戦になって相手の手札が0枚のときに予見者をキャストしたとする。こいつの場を離れたときの能力はCIPでハンデスしていなくても誘発するので、除去を引かれても相手の生物と相打ちになってもアドバンテージを与えてしまうことになる。
相手の手札が1~2枚でも、土地+除去のような状態だと誘発スタックで除去されてしまうし、場を離れた時にミシュランでもトップされようものなら目も当てられない。
マナレシオは良好といえども環境の基準となっているアナフェンザや包囲サイには及ばず、それらを使うデッキが使うであろうドロモカの命令にも必然的に弱くなってくる。回避能力や除去耐性もないので、搭載歩行機械やアブザンの魔除けといったカードへの耐性もない。
個人的な感想としては、スペック自体は高いが現スタンダードで活躍できるかは疑問が残るといったところだろうか。
ここからは個人的注目カードを挙げていく。
・ジェイスの誓い
ソーサリータイミングとはいえ、スタンダードで3マナ3ドロー2ディスカードは破格の性能。エンチャントとして戦場に残るので、ドロモカの命令によって活躍の機会を奪われていたジェスカイの隆盛やスフィンクスの後見といったカードに再び活躍の機会が訪れるかもしれない。また、伝説のエンチャントであるため、2枚あればニクスの星原でアップキープの度延々誘発させることもできる。ギデオンの誓いやチャンドラの誓いとあわせて新たなデッキタイプが生まれる可能性もある。
・森の代言者
現在緑系デッキの2マナ圏は始まりの木の管理人、搭載歩行機械、棲み家の防御者といった癖の強いカードが多かったが、森の代言者は良くも悪くも素直に強いカードだと思う。ドロモカの命令があれば始まりの木の管理人には一方的に勝てるし、警戒があるのでアタルカレッド等の速攻生物を牽制しつつ攻撃することができるだろう。土地が6枚まで伸びればモダンやレガシーではおなじみのタルモゴイフに匹敵するマナレシオになり、ミシュラランド等を強化する効果もある。自身が軽いため出したターンにミシュラランドを起動することも比較的容易であり、決定力もあると思う。
・嵐追いの魔道士
ゲートウォッチの誓いで生物を対象とする軽いキャントリップ呪文が追加され、果敢クリーチャーを主軸としたビートダウンが組みやすくなっており、誓いサイクルの加入によって復活が予想されるジェスカイの隆盛デッキの生物枠としても活躍が期待される。僧院の速槍と比べると重いが、飛行を持っていることにより相手のブロッカーの頭上からライフを削りきることができるかもしれない。
長々と色々書いてきたが、難題の予見者を含む高性能なエルドラージが多数追加されたことによる環境への影響は私のような下手なプレイヤーにはさっぱりわからん。
新環境楽しみですね。
しかし、こいつは本当に強いのだろうか?
まず能力についてだが、単純に生物にライフの減らない思考囲いが付いてきたものとして考えても、そこまで強力とは言い難い。そもそも思考囲いで落としたいのは包囲サイやギデオンといった着地すると厄介なことになるパーマネントや、除去、カウンターの類である。
4マナまでの呪文は、こちらが後手だとこいつが着地する前に出てきてしまう。サイもギデオンも予見者を乗り越えてくる。除去は誘発に対応で撃たれたら(囮には使えるが)それまでだし、4マナの予見者は主要なカウンターである軽蔑的な一撃の守備範囲内だ。
相手の手札が少ないとき、事態はもっと深刻になる。本家ヴェンディリオンであれば自分の手札を有効牌とすりかえることもできるし、最悪相手の手札を見て何もしないという選択肢もあるが、こいつはそうもいかない。例えば消耗戦になって相手の手札が0枚のときに予見者をキャストしたとする。こいつの場を離れたときの能力はCIPでハンデスしていなくても誘発するので、除去を引かれても相手の生物と相打ちになってもアドバンテージを与えてしまうことになる。
相手の手札が1~2枚でも、土地+除去のような状態だと誘発スタックで除去されてしまうし、場を離れた時にミシュランでもトップされようものなら目も当てられない。
マナレシオは良好といえども環境の基準となっているアナフェンザや包囲サイには及ばず、それらを使うデッキが使うであろうドロモカの命令にも必然的に弱くなってくる。回避能力や除去耐性もないので、搭載歩行機械やアブザンの魔除けといったカードへの耐性もない。
個人的な感想としては、スペック自体は高いが現スタンダードで活躍できるかは疑問が残るといったところだろうか。
ここからは個人的注目カードを挙げていく。
・ジェイスの誓い
ソーサリータイミングとはいえ、スタンダードで3マナ3ドロー2ディスカードは破格の性能。エンチャントとして戦場に残るので、ドロモカの命令によって活躍の機会を奪われていたジェスカイの隆盛やスフィンクスの後見といったカードに再び活躍の機会が訪れるかもしれない。また、伝説のエンチャントであるため、2枚あればニクスの星原でアップキープの度延々誘発させることもできる。ギデオンの誓いやチャンドラの誓いとあわせて新たなデッキタイプが生まれる可能性もある。
・森の代言者
現在緑系デッキの2マナ圏は始まりの木の管理人、搭載歩行機械、棲み家の防御者といった癖の強いカードが多かったが、森の代言者は良くも悪くも素直に強いカードだと思う。ドロモカの命令があれば始まりの木の管理人には一方的に勝てるし、警戒があるのでアタルカレッド等の速攻生物を牽制しつつ攻撃することができるだろう。土地が6枚まで伸びればモダンやレガシーではおなじみのタルモゴイフに匹敵するマナレシオになり、ミシュラランド等を強化する効果もある。自身が軽いため出したターンにミシュラランドを起動することも比較的容易であり、決定力もあると思う。
・嵐追いの魔道士
ゲートウォッチの誓いで生物を対象とする軽いキャントリップ呪文が追加され、果敢クリーチャーを主軸としたビートダウンが組みやすくなっており、誓いサイクルの加入によって復活が予想されるジェスカイの隆盛デッキの生物枠としても活躍が期待される。僧院の速槍と比べると重いが、飛行を持っていることにより相手のブロッカーの頭上からライフを削りきることができるかもしれない。
長々と色々書いてきたが、難題の予見者を含む高性能なエルドラージが多数追加されたことによる環境への影響は私のような下手なプレイヤーにはさっぱりわからん。
新環境楽しみですね。
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