本日は大会に参加できるか微妙だったのですが、どうにか時間の都合が付いたのでショーダウンに参加しました。

使用デッキは前回参加時のデッキを改修したURコントロールです。メタがやや見えてきたので試験的に投入しました。

デッキリストは以下の通りです。

メインデッキ
2《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun》
2《弾けるドレイク/Crackling Drake》

2《選択/Opt》
2《急進思想/Radical Idea》
2《薬術師の眼識/Chemister’s Insight》

2《ショック/Shock》
2《シヴの火/Shivan Fire》
2《稲妻の一撃/Lightning Strike》
2《溶岩コイル/Lava Coil》
2《火による戦い/Fight with Fire》

2《呪文貫き/Spell Pierce》
2《本質の散乱/Essence Scatter》
2《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2《中略/Syncopate》
2《イオン化/Ionize》
2《悪意ある妨害/Sinister Sabotage》

2《一瞬/Blink of an Eye》

2《任務説明/Mission Briefing》

2《アズカンタの探索/Search for Azcanta》

9《島/Island》
5《山/Mountain》
4《蒸気孔/Steam Vents》
4《硫黄の滝/Sulfur Falls》

サイドボード
2《標の稲妻/Beacon Bolt》
1《ショック/Shock》
2《溶岩コイル/Lava Coil》
1《苦悩火/Banefire》
1《中略/Syncopate》
1《本質の散乱/Essence Scatter》
3《否認/Negate》
1《アズカンタの探索/Search for Azcanta》
2《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
1《廃墟の地/Field of Ruin》


このデッキの軸となるカードは2枚の任務説明です。墓地次第で様々な状況に対応することができる非常に強力なカードですが、その強さは墓地にあるカードの種類に依存します。そのため本リストでは役割はほぼ同じでも微妙に違う効果を発揮するカードを複数採用しています。

このタイプのデッキが苦手とするカードの一つに、着地してしまうと確実にアドバンテージを取られてしまうベナリア史があります。相手の先手3ターンのベナリア史に対抗できるカードで汎用性の高いのは中略ですが、任務説明との相性はそれほど良くありません。そこで、メインから2枚の呪文貫きを採用することでカバーしています。呪文貫きはゴルガリミッドレンジのヴラスカ2種や、赤単の実験の狂乱といったマストカウンターカードに対応しつつアクションを行う余地が残せますし、任務説明との相性も良好です。また、これらのマストカウンターに対するもう一つの回答として軽蔑的な一撃も2枚と多めに採用しており、ボロスのオレリアやライラ、黒系の破滅を囁くもの等の1枚の除去での対応が難しいカードに2マナで対応することができるので、アズカンタを起動しながらこれらのカードを捌くことが可能になり、序盤に急進思想で捨ててしまっても、軽量なので任務説明から使用できる可能性があります。

3マナのカウンターの選定ですが、このリストではイオン化と悪意ある妨害を2枚ずつ採用しています。どちらも強力なカードですが、このデッキは積極的に相手のライフを攻めるデッキとは言い難いので、イオン化の2点はさほど重要ではありません。しかし、イオン化の青マナシンボルは1つだけなので、任務説明との相性は良好で、展開次第では相手のライフをキッカーの火による戦いの射程に入れることも視野に入ります。対して悪意ある妨害は任務説明から使おうとすると青マナを4つ要求されるので、任務説明との相性はイオン化に比べると微妙です。しかし、このデッキは有効牌を引き入れるため土地を22枚まで絞っており、この手のデッキタイプとしてはかなり少ない部類に入りますので、悪意ある妨害の諜報は非常に重要です。

前述の悪意ある妨害と同じく、序盤の土地事故を緩和できるカードとして、選択、急進思想、アズカンタの探索があり、4マナまで土地が置ければ今度は薬術師の眼識、弾けるドレイク、キッカーされた一瞬でさらにドローできるので、見た目よりかなり安定して土地を置くことができます。もし土地が2枚で止まりそうで、青2マナ出せて、かつ手札に3マナ以降のアクションが多い場合は任務説明を空打ちして土地を探すこともできます。

次にサイドボードについてですが、本来であればショックは3枚目のシヴの火が、標の稲妻は焦熱の連続砲撃が入る予定でした。ショックとシヴの火は一長一短ですが、焦熱の連続砲撃はベナリア史や軍勢の戦親分といったカードに後出しかつ1枚での対処が可能になります。

魔術遠眼鏡はテフェリーやビビアンといったPWや、宝物の地図といったコントロール対策カードに対抗しつつ2枚目以降を腐らせる効果はもちろん、赤単狂乱に対するシークレットテクとして、通ってしまった実験の狂乱を指定することで実験の狂乱の破壊を妨害することができます。相手のトップ次第ですが、危険因子を実質無効化できる事も含めてある程度の時間稼ぎが可能です。

以下簡易レポートです。

1回戦 白緑ビートダウン○×○
1本目はライフ1まで削られたものの、アズカンタで制圧して勝ち。
2本目はベナリア史が連続で通ってしまい負け。焦熱の連続砲撃の不在が悔まれます。
3本目は消耗戦になり、相手のライフ21で希望の夜明けが機能し始めそうなところに火による戦いキッカーからの11/4のドレイクでアタックして勝ち。

2回戦 赤単狂乱××
メノさん

3回戦 赤単狂乱×○×
1本目はカウンターが間に合わず、捌ききれなくて負け。
2本目は捌ききってからパルン、ニヴ=ミゼットで後続に蓋して勝ち。
3本目は相手先手で対策カード減らしてくると読んで魔術遠眼鏡を抜いたら、宝物の地図×2と実験の狂乱通って負け。魔術遠眼鏡の入れ時が難しい。

1-2でしたが、オポによりどうにかパックを入手。苦手な赤単を連続で踏んだこともあり今ひとつな結果でしたが、かなり手ごたえを感じました。任務説明は正直予想以上の強さでしたが、序盤から複数引きたいカードではないので2枚が適正だと思います。クリーチャー主体のデッキが多いので、メインの呪文貫きは1枚サイドの本質の散乱と交換した方がいいですね。

ミッドレンジを想定した軽蔑的な一撃や呪文貫きは赤単や白単相手に効果が薄いので、メインから勝てる可能性を残すならこれらのカードを減らして軽量除去を増やしたり、焦熱の連続砲撃を1枚挿すといった工夫が必要です。それでもかなり苦しいのでメインは切ってしまうというのも手ですが、いかんせん母数が多くなりつつあるので難しいところですね。

コメント

ラル
2018年10月22日12:57

はじめまして。
考察読ませていただきました。
アズカンタに関して、使用感はいかがでしょうか。
ドレイクが育つ、回答を探しに行けるというメリットとともに、どうしてもミゼットが引きづらくなって困るのでリストから外しているのですが、使用感を教えていただきたいです。

ギンタ
2018年10月22日22:11

ラルさん、はじめまして。

本文にも書きましたが、このデッキは土地の枚数をかなり絞っているので、序盤の安定性を高め変身後は土地にもなるアズカンタの探索は最重要パーツの一つです。

このデッキでのニヴ=ミゼット理想的な運用は消耗戦後のトップ勝負からの着地ですので、水没遺跡、アズカンタが起動できる状況であれば、必ずしもニヴ=ミゼットは必要ありません。カウンターや除去を構えながらアズカンタを起動し続けて、火による戦いでのフィニッシュを狙います。

しかしながらアズカンタの探索は出したターンは何もせず、直接的なアドバンテージを稼ぐには時間がかかります。そのため高速デッキ相手にはサイドアウトしますし、そういったデッキが増えるようであればデッキの構成を考え直す必要がありますね。

ラル
2018年10月23日8:55

ギンタさん

ありがとうございます。
火による戦いと任務説明で勝つ道もあるんですね。ドレイクとミゼットで勝つプランをメインに据えていたので盲点でした。
そうなると苦悩火も欲しくなりますね。ありがとうございます!

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